飲食業界に強い!インフォマートのECサイトの評判は?

インフォマートの起源は飲食業界向けのシステムを作っていた会社ですが、そこで蓄積したノウハウを基にして、BtoB向けの受発注システム、いわゆるBtoB向けのECサイトの展開を始めました。

もともと飲食業界で広くつかわれているシステムであったことから、徐々に利用企業が増えていった印象で、インフォマートの売上は右肩上がりです。

本日は、インフォマートの評判についてまとめてみます。

インフォマートの特徴は?

インフォマートのホームページを見ると、業務の単位でシステムを販売しているのが最大の特徴となります。具体的には以下の通りです。

◆インフォマートの販売サービス

① 請求書システム
② 契約書システム
③ 企業間取引システム
④ 見積書システム
⑤ 請求書システム
⑥ 受発注システム(ECシステム)

インフォマートが普及している理由にもなるのですが、例えば見積書のシステムをインフォマートのものを使っているうちに、「それじゃ受発注システムもインフォマートの話を聞こう」というようになるのは必然でしょう。

また、飲食などの卸が関係するBtoBのシステムでは、下請けが相手先システムに合わせる慣習があります。インフォマートを使っていれば、必然的に下請け企業もインフォマートを導入しますので、そのような作用もありシェアを伸ばしているのです。

飲食業界に強い!

ホームページを見てもわかるとおり、インフォマートは、飲食業界に強いプラットフォームです。冒頭でも解説したとおり、飲食業界に特化していたシステムを作っていたため、飲食経営者、卸、メーカーの全てが利用できるシステムを提供しております。

また、前に述べたように、取引先がインフォマートだと、下請け企業もシステムを合わせる必要があるケースがあり、その際はインフォマートを下請けも導入するので、飲食業界では結構大きなシェアをもっております。

インフォマートの費用感は?

非常に安い価格で利用できます。公式ページに情報はありませんが、月間で数万円です。また、店舗がある場合は、店舗のIDも別途発行する必要があり、数千円が1店舗ごとに追加されるイメージです。

インフォマート自体が大規模向けではなく、小中規模向けのECプラットフォームであることからも費用感は高くありません

そのため、いまだにFAXや電話受注をしている会社があるのなら、DXの一環で問い合わせてみるのが良いでしょう。

インフォマートは、たまに○○食品という誰でも知っているような大企業にも導入されているケースがあります。会社全体というより部門ごとに導入されている印象ですが、大企業であっても部門ごとに導入するにはちょうど良い費用感となるのです。

カスタマイズはインフォマートは苦手

インフォマートは、クラウドで手軽なシステムなので費用感も安く、導入しやすいというメリットがある一方で、BtoB企業によくある「独自の業務フローを実現したい」という場合には向いておりません。

なぜなら、インフォマートは、カスタマイズができないクラウドシステムだからです。また同様の理由で、システム連携もできません。

ただ、日本企業のDXが進まない理由の一つが、独自の業務フローを重視しすぎていることであり、欧米の企業のように業務をシステムにあわせることができれば、ある程度の規模の企業でもインフォマートが導入できると筆者は考えます。

ただ、まったく外部連携ができないというわけではなく、API連携はできるようです。そのため、外部先のシステムもAPI連携ができる場合は、データのやり取りなどが可能です。このあたりは、可能かどうかはケースバイケースとなるので、インフォマートの担当者に具体的な話を聞いてみることになります。

インフォマートのライバル企業は?

インフォマートのライバル企業を小規模向けと、中大規模向けの二つにしてみました。

小規模向けのライバルは「Bカート」

Bカートはインフォマートと同じく、小中規模向けのBtoB専用のECカートシステムです。筆者の見解ですが、業務ごとにシステムを販売しているインフォマートよりは、Bカートの方が多機能な印象があります。Bカートは、小中規模向けでありながら、大企業にも採用されることもあり、急成長中のBtoB専用のECプラットフォームです。

Bカートの記事はこちらから → 3万円以下ですぐ導入!BtoBに特化のBカートASPの評判と考察

小規模向けのライバルは楽楽B2B

楽楽B2Bも、小規模向けBtoBのECプラットフォームです。ただ、楽楽B2Bの方が、インフォマートと比べると、よりECの売上を意識したプラットフォームになっており、楽楽B2Bも、各業界向けにECサイトが販売されております。

楽楽B2B公式サイト

中大規模向けのライバルはecbeing

ecbeingを導入する場合の企業規模は初期費用が数千万となるので、インフォマートとかち合うことはほとんどありませんが、中大規模向けとなるとecbeingは昨今、BtoB向けのパッケージも提供していることから、導入候補となるでしょう。

ecbeingの記事はこちらから → ecbeingの評判は?【大手ECパッケージ】

中大規模向けのライバルはebisumart

ebisumartは、BtoB向けにもECプラットフォームを提供しております。ecbeingとの違いは、クラウドのシステムを採用しており、システムが陳腐化しません。その点は、同じクラウドであるインフォマートと同じです、インフォマートとの違いは、カスタマイズやシステム連携ができる点ですので、システム連携が必要な大規模なBtoB向けECサイトとなると、ebisumartとなります。

ebisumartの記事はこちらから → ebisumart(えびすマート)の評判【中・大規模EC向きのクラウドEC】

まとめ

まず、飲食業界でBtoB向けの卸などの受発注システムを導入したいという要件であれば、インフォマートの導入を検討すべきでしょう。もし、飲食業界でないのならば、Bカートや楽楽B2Bも、資料を取り寄せて総合的に検討してみてください。

システム連携を必要とするなら、ecbeingやebisumartとなりますが、その際は費用感がインフォマートとは桁違いになりますので、ご注意ください。

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