ebisumart(えびすマート)の評判【中・大規模EC向きのクラウドEC】

ebisumart(えびすマート)は、カスタマイズやシステム連携ができるのに、ASPのようにシステムが古くならないという、ECパッケージとASPの両方の長所を持っているクラウドECシステムです。

通常、ECサイト構築は「①フルスクラッチ」「②パッケージ」「③ASP」という3つの手法のどれかで構築されますが、ebisumartはどの手法にも当てはまらない、「カスタマイズできるクラウドEC」という新しい構築手法です。

短所は、ebisumartはクラウドECのため、ソースコードの開示を行っていないので、ec-cubeベースのシステムのように自社でECのシステムのコードまで管理・把握したい企業には向いていません。

ただ、ebisumartにはAPIを公開しており、ebisumartのAPIを利用して外部から開発を行える仕組みを提供しており、今後はec-cubeをベースに開発し、自社パッケージとして販売するEC-Orangeやアラタナのようにebisumartを提供するECベンダーも増えてくるかもしれません。

本日は、クラウドECのebisumartの評判をご紹介いたします。

ebisumartはASPですか?パッケージですか?

冒頭でも紹介したとおり、ebisumartは「ASP」でも「パッケージ」でもありません。カスタマイズ可能なクラウドECです。

ではなぜ、ebisumartはシステムが常にアップデートするのに、各社毎のカスタマイズが可能なのでしょうか?下記の図をご覧ください。

クラウドECの図

ASPのように、常にシステムが更新されるのは上記の「クラウドの共通プログラムコード」が毎週更新されます、その上で、各社(A社、B社、C社・・・)毎のカスタマイズ部分が乗っているイメージですから、各社の独自カスタマイズはそのままでシステムが更新される面白い仕組みなのです。

ですからec-cubeベースで、ガリガリにカスタマイズしている企業の悩みは「最新のec-cubeにバージョンアップしたいが、カスタマイズしているから、システムが更新できない」という悩みを抱えがちですが、ebisumartならそういった悩みが発生しません。ただし、次に紹介しますが、導入コストはASPのように安くはありません。

ebisumartを導入した場合の価格感は?

えびすマートの価格感

カスタマイズによって、大規模ECサイトや複雑なシステム連携を行う場合は、それなりのコストはかかりますが、初期費用は、標準機能だけでいいなら50万円から可能です。

標準機能だけならASPを導入したほうが得では?と思う方もいるかもしれませんが、将来のシステム連携の可能性を考えると、標準機能のままでもebisumartを使う価値があります。

なぜなら、ASPの初期費用は数万円程度のコストで済みますが、ASPはシステム連携ができないので、システム連携を検討する時には、もう一度ECシステムの選定が必要になりまから、ebisumartを導入しておけば、標準機能のままでも、将来の追加カスタマイズが選択肢を残す事ができるのです。

ebisumartの月額は「基本費用」 + 「アクセス数」の従量課金になっていますが、ざっくりは上記表の価格感になります。

ebisumartの特徴の一つは、過去の他案件で実装されたものは、標準機能やオプション機能に拡張されていきますから、他社でカスタマイズが〇百万円という、カスタマイズもebisumartだと極端に安くなるケースがあります。

とはいえ、価格感は大手パッケージと同じくらいですので、安くはありません。売上が増えて、ASPでは手狭になってきたECサイトのステップアップ先として、ebisumartを検討する会社も多いようです。

また一部の企業ではレベニューシェア型の料金プランも提供しているようです。ebisumartのホームページを見るといろんな料金体験が用意されているようです。

ebisumartの機能や特徴

システム連携が得意

ebisumartの特徴の一つは、拡張性が高いことです。複雑なシステム連携を得意としています。それにはクラウドならではの理由があります。

ebisumartは過去に実装されてきた機能が、次々とebisumartの標準機能、オプション機能として利用可能になっていくので、他社に比べて拡張性が高いのです。また標準機能やオプション機能を利用する場合は、カスタマイズの開発コストがかからないので、コストや工数が抑えられるのが特徴です。

ebisumartが多くの決済方式に対応している点も、このようにクラウドの強みを活かして、過去に対応していなかった決済方式も、対応する度に標準・オプション対応していったのです。

このようなクラウドのebisumartの特徴は、導入してからもメリットが大きく、例えば、今では当たり前のスマートフォン対応ですが、過去には対応しているECサイトが少ない時代がありました。

そういった会社は新たにECサイトをスマートフォン対応するためのシステム開発を行わなければいけませんでしたが、ebisumartは標準対応であったため、スマートフォン対応するための開発コスト(デザインは別ですが)が発生しませんでした。

つまり、今後世の中に新しいWEBのスタンダートが生まれた時に、ebisumartなら標準機能やオプション機能として実装される可能性が高いので、中長期的なコストが抑えられるのです。

導入実績がまだ300社程度

ただし、ebisumartの導入事例がまだ300社程度と、最大手のecbeing社の3分の1ですので、まだまだ少ないという印象は否めません。

サーバーを自社で用意する必要がない

クラウドですから、当然ですがサーバーを自社で持つ必要がありません。ECサイトへのアクセス数での従量課金になっていますから、それらの費用がサーバー使用料に当てられています。

自社でサーバーを管理するのは、大変ですからクラウドはこの辺が大きなメリットです。

ebisumartのライバル企業は?

ecbeing

ebisumartにとってはecbeingは最大のライバル企業です。中・大規模のECサイトのコンペでは、この2社は、ほとんどのコンペで戦っているという評判です。

ecbeing、ebisumartのどちらでも、あらゆる要件のECサイトでも対応できます。BtoB向けECサイトなどは各社ビジネスフローが独特な事が多く、そのためカスタマイズ要素が多くなりecbeingだと開発費が高額になりすぎる傾向がありますので、ebisumartの方がカスタマイズ工数が少なく済みます。

しかし大手企業は特に導入実績を重視しますから、ebisumartに比べて900社以上の実績のもつecbeing社がコンペで優位に立つことも多いです。

コマース21

コマース21は大規模EC用のECサイトの構築実績が豊富な会社で、昨今はebisumartとコンペで争う機会が増えてきました。コマース21はソースコードを開示している強みがありますから、構築後は自社でECを保守・開発も視野に入れたい企業には、ドキュメントもしっかりしているので、コマース21がおすすめです。

ソースコードの開示は不要で、サーバーの管理もしたくないという企業には、ebisumartがおすすめです。

ebisumartのサポート体制は?

ECサイト構築後のサポートには主に2種類あります。

①EC構築後、開発したSEからサポートチームに担当がかわる。
②EC構築後、開発したSEがそのままサポートにまわる。

ebisumartのサポート体制は①です。一見すると②の方式の方が、開発したSEがそのまま引き継いでくれるので、良さそうにも見えますが、②の方式には以下のデメリットがあります。

デメリット① SEは数十案件を担当しているため、SEが担当できる案件には限りがある。
デメリット② そのSEが退職した場合はブラックボックスになる恐れがあり。

といったことからも、中・長期的に考えれば、仕事が人につくのではなく、体制によってカバーされている①の方が、大手企業は安心です。

またebisumartは、WEBにマニュアルが完全公開されているので、導入を検討している会社は公式サポートサイトに目を通してみるのがよいでしょう。

最後に

本日はebisumartの評判や特徴を紹介しました。ebisumartはカスタマイズやシステム連携が可能で、システムも絶えず更新されていくECシステムですから、中・大規模用のECプラットフォームには向いていますが、これから起業する方のECサイトや、アクセス数が少ないビジネスを始めたばかりの小さなECサイトには向いていませんので、そういった方は、ASPやec-cubeを検討するとよいでしょう。

今後、ebisumartをはじめとして、カスタマイズ可能なクラウドECが時代の流れになってくると思いますので、今後ECサイトのリニューアルの予定がある方は検討してみてはいかがでしょうか?

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